げぇるまちょ雑記

40代ママぽこブリンのメモや備忘録

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ASD男子の就学時相談と親としての選択その2

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ASD男子の就学時相談と親としての選択その1からのつづきです。

pokoburin.hatenablog.com

 

頑なに普通学級を希望する夫のボン蔵と特別支援教室(情緒)がいいのでは?と考えているぽこブリンとの間の溝は簡単に埋まるはずもなく、その話題になるとピリピリするぽこブリン家。

 

私がなぜ特別支援教室(情緒)を希望しているのかというと、一番はケイ介の自尊心を守りたいという考えからでした。ケイ介のASDは『人に興味がない』がとても強く、会話は出来るものの一方的人の顔も名前も興味がないから覚えるのに何ヶ月もかかるので、定型発達の子たちから見ればケイ介は異質な存在

 

年中の時にはからかいの対象になったこともありました。人に興味は無くとも先生に褒められなかったり、同じクラスのお友達にバカにされればASDでも傷つくものです。小学生にもなれば知恵もつき、四六時中大人が見ていられないのをいいことに悪意のある言葉や行動を平気でする子も出てきます。

 

そんな中で自尊心が傷つき続けたらどうなるか?それは不登校につながるとぽこブリンは考えています。児童精神科や不登校支援グループの調査では不登校になっている小学生の5〜6割が発達障害を持っている。という調査結果があり、ケイ介も他人事ではありません。さらに東京都教育庁の調査では不登校になった小学生の復帰率は29.5パーセントという結果が。ということはほぼ7割は復帰できていない計算に。不登校で自分を守ることが出来るのなら、決して悪いことではないのですが・・・出来ればならないに越したことはないかなと。

 

なので特別支援教室(情緒)で自尊心を守るために手厚く見てもらった方がケイ介には良いんじゃないか?と思っていました。ところが、相談員さんと話を進めていくうちに『一度、特別支援教室に所属した子供が普通学級に戻ることはほとんど無い。』という衝撃的事実を教えられました。・・・てっきり、本人が落ち着いたら普通級に戻れるのかと思ってました。


だから成長が見込める子は通級指導教室を勧めて卒級を目指してもらうことが多いと・・・。そして通級指導教室に通う大体の子どもは3〜5年生の間に卒級していく子が多いと・・・。なるほど、せっかく伸びしろがあるのに特別支援教室(情緒)に行ってしまうと、その伸びしろを無駄にする事になるってことのようです。

 

だけど、もし普通学級で自尊心がゴリゴリ削れてしまったら・・・ともしもを考えるとキリがなく悩ましい。結局、ピリピリしながら夫婦で話し合った結果。ぽこブリン家では多くの子供達を見てきたプロたちの判断に従うことにしました。

その後、教育委員会からケイ介は『週1回の通級指導教室が望ましい』と通知が届き、ぽこブリン家ではケイ介の就学先を『普通学級所属しながら通級指導教室に通う』を選択しました。

 

勿論、この通知に強制力は無いので保護者として就学先を変えることが出来ます。ですがその時の私たち夫婦がそれをすると無駄に長い長い不毛な争いが勃発するだけだったので、当初の予定通り教育委員会の判断を受け入れました。

そしてケイ介は4月から小学校に通い始めました。
普通学級の話はあまり聞けていませんが(汗)今のところ授業参観や面談等を見る限り細かい問題はあるものの授業にはついていけているし、立ち歩きや登校しぶりはなく、ケイ介なりに学校を楽しんでいるようです。

 

このまま学校に馴染んでくれればいいですが・・・。先のことはまだわかりません。それでもケイ介のSOSの合図だけは見逃さないように見守ろうと思います。

 

以上、グダグダ書きましたが・・・結局『就学先は、親が納得出来る選択を自分なりに見つける』のが一番スッキリするんじゃないかなと思います。

最後に就学前にケイオスが気に入って読んでいた本をペタリ!

何がツボったのかは良くわかりませんが、読んでは大爆笑してました。